中古マンションリノベーション – K様邸
// Category
Outline
施工概要
|
物件名
|
某中古マンション
|
|---|---|
|
物件種別
|
中古マンションリノベーション
|
|
所在地
|
大阪府大阪市
|
|
構造・規模
|
鉄筋コンクリート造・14階建
|
|
面積
|
約90㎡
|
|
築年数
|
築16年
|
|
工期
|
約2ヶ月
|
|
工事費
|
非公開
|
|
家族構成
|
ご夫婦とワンちゃん
|
Details
施工詳細
人生の転換点に、
住まいを「整える」ということ
子育てという大きな一区切りを終え、人生の第2章を歩み始めるご夫婦。
今回ご紹介する大阪市のK様邸マンションリノベーションは、そんな人生の転換点に立つご夫婦の「これからの人生を、この家でどう楽しみ、どう慈しむか」という穏やかな願いから始まりました。
初めてご自宅へお伺いした際、出迎えてくださったのは穏やかで柔らかな雰囲気を持つお二人。
ゆっくりとしたトーンで始まった打ち合わせは、完成まで変わることなく心地よい時間として続いていきました。
子どもたちが独立した今、これからは夫婦二人の時間を心地よく過ごせる住まいにしたい。
その言葉には、16年をかけて育んできた暮らしへの愛着と、これから始まる新しい日々への期待が込められていました。

思い出を抱きしめたまま、今を心地よく整える
長年暮らしてきた住まいには、お子さまの成長を見守ってきた証である思い出の品々があちこちに大切に残されていました。
それらは家族を支えてきた誇らしい証拠である一方で、ご夫婦二人の暮らしへと変化した今、かつての生活動線を塞いでしまい、快適な暮らしを実現しにくい状態となっていました。
わたしたちが改めて大切にしたこと、それは「すべてを新しくすること」ではありません。
リノベーションをご検討される際、「今の家の思い出を消したくない」と迷われる方は少なくありません。
K様邸のリノベーションにおいても、わたしたちは「変えること」ではなく「整えること」を軸に据えました。
まだ十分に使えるものは活かし、今のライフスタイルにおいて役割を終えた空間や動線だけを丁寧に紐解き、再構築していく。
それは、住まいが積み重ねてきた時間を大切にしながら、これからの人生に合わせて「暮らしを最適化する」というプロセスです。

「正解」よりも、お二人が「納得」できる心地よさを
今回のリノベーションを象徴するテーマは「Calm Luxury(カーム・ラグジュアリー)」です。
これは、単に着飾った高級感を追求するものではありません。
わたしたちが目指したのは、ご夫婦の持つ穏やかで柔らかなお人柄がそのまま空間に溶け込んだような、静謐で上質な場所です。
この住まいは、単なる「古い家の再生」ではありません。
「忙しい日常を忘れ、自分を癒し、これからの人生を慈しむための聖域」へと整えられた場所です。
「どこかへ出かけなくても、この場所が一番心地いい」
そう思える住まいをつくることは、人生の第2章をより豊かに、より鮮やかに彩るための、最も価値ある投資なのかもしれません。
今、リノベーションをご検討されている皆様へ。
「今の住まいをどうしたいか」という問いは、「これからどんな時間を過ごしたいか」という問いと同じです。
リノベーションにおいて最も重要なのは、世の中の「正解」をなぞることではなく、そこに住む人が心から「納得」できる選択を積み重ねることだと考えています。
K様邸の事例を通じて、リノベーションで実現する「暮らしを整えることの豊かさ」を感じていただければ幸いです。
K様邸はルームツアーとしてもご紹介しておりますので、是非とも併せてご覧くださいませ。
静謐な光と優美な曲線に包まれる聖域。穏やかで優しい時を慈しむ「Calm Luxury」な住まい
〜 間取り変更 〜
暮らしに合わせて整える間取り。
これからのお二人に必要な「最適解」をデザインする。
リノベーション前のK様邸は、各部屋をつなぐ廊下とは別に、寝室からウォークインクローゼット、そしてリビングへとつながる回遊動線を持つ間取りでした。
一見すると機能的で魅力的な間取りなのですが、長年の暮らしの中で、この動線上にある収納スペースには家族の思い出の品々や多くの荷物が集まっていました。
その結果、通路としての本来の機能が失われ、いつしか動線が滞る物置のような状態となってしまっていたのです。
ご夫婦へのヒアリングを重ねる中で見えてきたのは、お子さまたちが独立し、夫婦二人の静かな暮らしへと移行した今、家の中をぐるりと回れるような動線は必ずしも必要ではないという事実でした。
そこでわたしたちは、既存の間取りをすべて変えるのではなく、活かせる部分は残しながら、寝室と収納の関係性を抜本的に再構築する道を選びました。
回遊動線を廃止することで、収納スペースは単なる通り道から、寝室と一体となったプライベートな空間へと生まれ変わりました。

回遊動線をなくし、リビングの独立性と寝室の収納力を高めた間取り変更
〜 玄関へのこだわり 〜
「Calm Luxury」へと切り替える境界
品格を宿す、新しい住まいの顔

After – 鋭角な壁に配したミラーと飾り棚、ルーバー一体型のベンチ、天井の間接照明が、機能性と奥行きのある品格を両立させた玄関。

Before – リノベーション前の玄関の様子
住まいの第一印象を決定づける玄関は、家族の日常が色濃く映し出される場所でもあります。
K様邸のリノベーションにおいて、この玄関の再構築は単なる収納の拡充を超えた空間の品格を引き上げるための重要なプロセスとなりました。
何も置かない贅沢を、空間が教えてくれる
かつての玄関には、スーツケースやゴルフバッグなどが置かれ、どうしても拭いきれない生活感が漂っていました。
玄関の計画でわたしたちが目指したのは、単に「隠す収納」をつくることではありません。
それは、空間そのものに静謐な美しさを宿らせることで、住む人が「自然と、ここに物を置きたくなくなる」と感じるような、自律的な美意識を喚起する玄関をつくることでした。
「角」を消し、心のゆとりを映す場所

After – 構造上の鋭角な壁を活かして造作されたミラー壁面とディスプレイ用の飾り棚
設計上の大きな課題は、構造上避けることのできなかった鋭角な壁面でした。
そのままでは使いにくいこの「角」に対し、わたしたちは敢えてミラーと飾り棚を設置するご提案をいたしました。
ミラーを貼ることで、圧迫感のあった壁の存在感を視覚的に消し去り、同時に身だしなみを整える姿見としての機能を持たせています。
さらに、飾り棚という「余白」を設けることで、季節の花や小物を慈しむ心のゆとりを空間に組み込みました。
玄関から廊下への光のラインと、格子ルーバーが織りなす陰影美

After – 天井の間接照明が優しく照らす、格子状のルーバーと一体化した造作ベンチのある玄関。
将来的な暮らしの利便性を見据えて設置されたベンチも、単なる腰掛けとしての道具に留めず、住まい全体のデザインコードである格子状のルーバーと一体化させています。
また、かつては暗さが気になっていた廊下には、天井に沿って伸びるコーニス照明による間接照明を新設しました。
柔らかく連続する光のラインは、空間を奥へと導くような奥行き感を生み出し、訪れる人を優しく包み込みます。

間接照明(コーニス照明)の光が天井に沿って優しく伸び、奥行き感を演出する廊下。
ルーバーの繊細な陰影と間接照明が織りなす光のグラデーションは、玄関という「境界」を、日常から「Calm Luxury」な私域へと切り替えるための、美しいスイッチの役割を果たしています。
〜 リビングへのこだわり 〜
曲線の美学、
建築構造的な制約をデザインの主役に

After – 優しい曲線を描く下がり天井と、木目パネルが印象的なアクセントウォールが共存するリビングスペース。

Before – リノベーション前のリビングスペースの様子
角部屋ならではの大きな窓から差し込む豊かな光。それがK様邸の最大の魅力でした。
しかし、その頭上には無骨な構造梁が横たわり、空間にどこか硬く、重苦しい印象を与えていたことも事実です。
リノベーションの真価が問われたのは、この制約をどう捉え直すかという点でした。
梁を「隠す」のではなく、デザインの「起点」にする
わたしたちが導き出した答えは、直線的な梁を隠すのではなく、柔らかなカーブを描く曲線の下がり天井で包み込むという方法でした。
これは、初めてお会いした時から感じていたご夫婦の穏やかな空気感を、空間の「形」として翻訳する試みでもありました。

After – 直線的な梁を包み込む、間接照明が組み込まれた美しい曲線のデザイン下がり天井。
この曲線は、単なる装飾ではありません。
窓面全体を優しく包み込むように設計されたこのラインには、間接照明を組み込んでいます。
光が曲面に沿って美しく回り込むことで、かつての硬質な印象は消え去り、ホテルライクで上質な余韻が空間に漂い始めました。
美しい曲線のラインを、途切れなく描き出す
この曲線の美学を完成させる上で、避けては通れない大きな課題がありました。
それは既存の壁掛けエアコンの存在です。
壁掛けエアコンのままでは、せっかくの美しい曲線のラインを分断し、視覚的なノイズとなってしまいます。
そこで天井埋込型カセットエアコンをご提案。
コストアップを伴うご提案でしたが、空間全体の完成度とデザインの意図を汲み取っていただきご採用いただきました。
結果として、壁面から生活感のある壁掛けエアコンが消え、光と曲線がどこまでも連続する、一点の曇りもない上質なリビングが実現しました。

After – リビングスペースの大きなFIX窓に沿った柔らかなカーブを描く曲線の下がり天井

After – リビングスペースに隣接するダイニング直上に設置した天井埋込型カセットエアコン

Before – リノベーション前のリビングスペースの様子
現場の対話から生まれた、設計図にはない特別な場所
実は、このリビングには設計当初にはなかった、現場での対話から生まれた特別な場所があります。
工事の途中で、埋込型エアコンの配管を隠すために、どうしても一部の壁を張り出させなければならないことが判明しました。
通常であれば「想定外の問題」として片付けられてしまう場面ですが、わたしたちはこれを「新たなデザインの機会」と捉えました。
配管スペースを逆手に取り、そこを美しいディスプレイ用のニッチへとつくり変えました。
取って付けたような処理ではなく、最初から計画されていたかのように佇むそのニッチは、暮らしの中に「お気に入りを飾る」という新たな楽しみを添えることとなりました。

After – エアコンの配管スペースを活かし、お気に入りのアート作品を飾るために作られたディスプレイ用ニッチ。
天井の曲線と美しく調和する、BoConceptのソファがあるリビング
完成したリビングには、北欧家具BoConcept(ボーコンセプト)のソファが配されています。
図面上では「大きすぎるかもしれない」と懸念されたサイズでしたが、光を纏った天井の曲線と呼応するように設置されたとき、それは空間の一部として完璧な調和を見せました。


After – 天井の曲線と調和する、BoConceptのソファを配した美しいリビング。
無駄な装飾を省き、「面」で見せる美しさを追求した結果、そこには忙しい日常を忘れさせるような、ゆったりとした時間が流れ始めました。
建築構造的な制約を逆手に取り、美学へと昇華させたこのリビングは、K様ご夫婦の新しい人生を象徴する「聖域」となっています。
意匠性と機能性の融合。
玄関とリンクするルーバーデザインが美しい「見えない扉」のあるアクセントウォール

After – リビングスペースの壁掛けテレビ背面の大きな壁面に施工した木目パネル
回遊動線をなくしたことで生まれたリビングスペースの壁掛けテレビ背面の大きな壁面には木目パネルを施工。
空間に奥行きと高級感を与えるアクセントウォールとして計画しました。
このアクセントウォールには一見気づかない隠されたパントリー(収納庫)の扉があります。
以前の間取りではパントリーの扉が廊下に面しており、リビングのメインドアと干渉して開閉のたびにストレスを感じる状態にありました。
わたしたちは扉の位置そのものをリビング側に変えるという解決策をご提案しました。
しかし、新たに扉を設けるその場所は、リビングのテレビ背面のアクセントウォール。
ここに通常のドアを設置しては、せっかくの美しい意匠が台無しになってしまいます。
そこで採用したのが、壁面と一体化する「隠し扉」です。

After – アクセントウォールの木目格子(ルーバー)部分は、壁と一体化した隠し扉となっており、奥のパントリーへとつながるデザイン性と機能性を両立させた設計です。

After – 木目格子(ルーバー)の隠し扉を開けると、奥のパントリーへとつながります。
玄関のデザインと共通するルーバー格子状の意匠を扉に施すことで、一見すると美しい壁面パネルのように見えながら、実はその奥に大容量の収納が隠されているという、機能美と遊び心を両立させた設計となっています。
〜 キッチン・ダイニングへのこだわり 〜
大容量収納と抜け感の両立。
ご夫婦の距離を縮める、開放的なキッチン

After – リノベーションで天井を下げつつも、統一感のあるデザインで開放感を演出し、LDKに緩やかな境界を作ったキッチン・ダイニング。

Before – リノベーション前のキッチン・ダイニングスペースの様子
隔たりをなくし、空気感を共有するオープンキッチンへ
以前のキッチンは、セミクローズドタイプのキッチンでした。
料理に専念できる一方で、リビング・ダイニングとの間には境界線を感じ、やや圧迫感を感じさせるレイアウトでした。
そこでオープンキッチンへ変更し、リビング・ダイニングとの一体感を高めるプランをご提案。
キッチンに立ちながらでも、ソファでくつろぐパートナーと同じ空気感を共有する、ご夫婦の時間を深める場所へと生まれ変わりました。

After – セミクローズドからオープンタイプへ変更し、リビング・ダイニングとの一体感を高めたキッチン。

Before – リノベーション前のキッチン・ダイニングスペースの様子
「収納力」と「開放感」の両立は、オーダー家具で実現する
今の収納力は落としたくない、けれど広がりを感じる空間にしたい。
そんな一見矛盾するようなご要望に対し、わたしたちは緻密なオーダー家具の設計でお応えしました。
キッチンの背面には、奥様の使い勝手を徹底的に追求したオーダーカップボードを配置。
さらに、ダイニング側には壁一面を活用した大型の大容量壁面収納を新設しました。
通常、これほど大きな家具を置くと空間を圧迫してしまいますが、その中央に照明を組み込んだディスプレイ用のニッチ(飾り棚)を設けました。
大きな面の中に「抜け」と「彩り」をつくることで、家具そのものが空間に優しく溶け込み、圧迫感を感じさせない軽やかな佇まいを実現しています。

After – 中央に照明付きの飾り棚(ニッチ)で抜け感を出した、圧迫感を抑えた大型の壁面収納。
また、キッチンに隣接するダイニングスペースの天井、実はリノベーション前よりも下がっています。
これは、天井埋込型カセットエアコンの設置にも関係するのですが、空間全体の一貫性と広がりをつくるために、敢えてキッチンの下がり天井を延長しました。
LDK全体で見たとき、天井の一部を敢えて下げることで、キッチン・ダイニングとリビングに緩やかな境界をつくるという役割も持たせています。
下がり天井の範囲を増やした分、本来圧迫感は増しているはずです。
ですが、キッチンとダイニング、そしてリビングスペースとをひとつの空間と捉え、カラーやデザインの統一、空間内の壁や天井の形状を整えるなど、空間全体としてデザインすることでリノベーション前よりすっきりとした印象を実現しています。

After – カラーやデザインの統一、壁や天井の形状を整えることで、下がり天井でもすっきりとした印象に仕上げたキッチン・ダイニングスペース。
〜 寝室へのこだわり 〜
ご夫妻の穏やかな日々に寄り添う、
世界にひとつの上質なベッドルーム

After – 光でやさしく包み込むオーダーヘッドボードと、お気に入りの鞄や時計を美しく並べるガラス張りディスプレイ収納を備えた寝室。

Before – リノベーション前の寝室の様子
一日の終わりを締めくくり、心地よい朝を迎えるための寝室。
K様から最初に伺ったご要望は「少しホテルっぽくなればいいかな」というものでした。
しかし、対話を重ねてお二人の理想を深く掘り下げていく中で見えてきたのは、単なる「ホテルのような内装」ではなく、一日の終わりに自分自身をリセットし、明日への活力を静かに蓄えるための「質」を伴った空間の必要性でした。
感性を満たすオーダーメイドの収納

After – お気に入りの鞄や時計を美しく並べられるガラス張りのオーダーメイドディスプレイ収納家具
リノベーション前の寝室は、心身を休めるという本来の機能を十分に果たしてはいたものの、お二人がこれから歩まれる「豊かで穏やかな時間」を象徴するには、まだ多くの可能性を秘めた場所でもありました。
わたしたちは、単に衣類や小物を効率的に収めるという機能的な収納を超えて、お気に入りをディスプレイして愛でることで心が整っていくような、感性を満たす新しい暮らしの愉しみ方をご提案しました。
その象徴が、新設されたオーダーメイドの収納家具です。
特にお気に入りの鞄や時計を美しく並べられるガラス張りのディスプレイ収納は、単なる片付けの場所を、自分自身のこだわりを確認する舞台へと変えました。
「明日はどれにしようか」と、大切にしているお気に入りを選び、整える。
そんな何気ない動作が生活の一部として溶け込むことで、日常のルーティンは、心を整える豊かな儀式へと昇華されています。
グレーガラスがもたらす奥行きと、妥協のない収納力

After – グレーガラスの引き戸で仕切られたウォークインクローゼットを備えた寝室
収納量を確保しながら、いかにしてホテルライクな非日常感を維持するか。
その解としてわたしたちが採用したのが、ウォークインクローゼットへと続くグレーガラスの4枚引き戸です。
このシックなグレーガラスは、奥にある衣類などの生活感を優しく遮断しつつも、空間に奥行きと深い落ち着きを与えます。
手前には見せるためのディスプレイ収納を、奥には大容量のウォークインクローゼットを配置するという二段構えの構成により、機能性とデザイン性を両立させました。
扉を閉めれば、そこには静謐な空気だけが漂う、一点の曇りもない上質な私室が現れます。

After – 寝室に隣接する大容量の可動式収納を備えたウォークインクローゼット
絶妙なニュアンスがもたらす、一日の終わりの心地よい贅沢
今回の空間づくりにおいてわたしたちが常に意識したのは、「やりすぎず、やらなさすぎず」という絶妙なニュアンスでした。
それは、初めてお会いした時から感じていたK様ご夫妻の、穏やかで柔らかな空気感に寄り添うために必要なニュアンスでもありました。
派手な装飾で飾るのではなく、素材の質感や照明の陰影、そしてお二人が大切にしてきた品々が最も美しく見えるバランスを追求すること。
お二人の雰囲気に調和したその空間は、一日の終わりの心地よい静寂を約束してくれます。
〜 床材へのこだわり 〜
愛犬と人、双方に心地よさを。
K様邸には、元気いっぱいの2匹のワンちゃんという大切な家族がいます。
リノベーション前は、ワンちゃんたちがフローリングで滑って怪我をしないよう、床一面にマットが敷き詰められていました。
安全のためとはいえ、それは「Calm Luxury」な空間を目指す上で、見栄えを損ねる要因となり得ました。
そこで今回、住宅全体の床材に「ペット専用の高性能フロア」を採用しました。
この床材は、特殊なコーティングによって、一般的なフローリングよりも高いグリップ力を備えています。
ワンちゃんが元気に走り回っても滑りにくく、足腰への負担を軽減します。
さらに、万が一の粗相があっても汚れが染み込みにくく、メンテナンス性にも優れています。

After – 美しい木目が広がるペット専用の高性能フローリング。高いグリップ力で滑りにくく、粗相などの汚れも染み込みにくいメンテナンス性に優れた床材。
マットを敷く必要がなくなったことで、美しいフローリングの木目が部屋の隅々まで広がり、ワンちゃんも人も、等しく心地よく過ごせる空間が実現しました。
デザインと機能、そして家族への愛情。
そのすべてが調和した、K様邸ならではの選択です。
流れる時間を変える、リノベーションの力
リノベーションが完成した後、K様邸には以前とは違う「時間」が流れるようになりました。
それは、忙しい日常のことを忘れ、ふと自分に立ち返ることができる、ゆっくりとした、そして豊かな時間です。
ここで落ち着いて過ごそうか。
どこかへ行かなくても、この場所が一番心地いい。
そう思える場所があることは、これからの人生においてどれほどの充足感をもたらすことでしょうか。
K様邸の事例が教えてくれるのは、リノベーションとは単に古いものを新しくする作業ではないということです。
自分たちの価値観を見つめ直し、本当に大切にしたいものを丁寧に選び取り、空間として再構築するプロセスそのものです。
静けさの中に、確かな上質さが宿した「Calm Luxury」なこの住まいは、これからもK様ご夫婦の新しい物語を、優しく、そして美しく包み込み続けていくことでしょう。
Participated creators
