Outline
施工概要
物件名
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某新築マンション
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物件種別
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新築マンションリノベーション
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所在地
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大阪府
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構造・規模
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鉄筋コンクリート造・30階建
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面積
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75.58㎡
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築年数
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新築
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工期
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約1ヶ月
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工事費
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非公開
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家族構成
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ご夫婦
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Details
施工詳細
照明にこだわる。
理想を叶える光と素材が融合した空間へ。
新築マンションをご購入され、ご夫婦で賃貸から初の分譲住宅へ住み替えをされるW様。
「照明にこだわりたい。」という強い想いからリノベーション会社を探し始められた中、ナインフォーの照明に関するSNS発信をご覧になったことがきっかけとなり、お問い合わせをいただきました。
数社にご依頼された中で、弊社の初回プランに「斬新さ」と「期待感」を感じていただき、より具体的にお話しを進めさせていただくこととなりました。

「#コーブ照明は絶対に入れたい。」というご要望を軸に、W様の理想を具現化する空間づくりに着手しました。
W様のマンションは新築マンション。
新築マンションで用意されているマンションオプションのメニューには、ダウンライトや間接照明への変更がラインアップされていることがあります。
しかし、細かな配灯位置や仕様の変更はできないことがほとんどで、そのマンションオプションの予め決められたメニューの中から選ぶことが一般的です。
これではお客さまが望まれる理想の住空間を実現することは難しい場合が多いです。
マンションの標準仕様では難しいとされるご要望にも「できますよ!」という弊社ミヤモトの返答にW様が大変驚かれたことは今でも印象深く残っています。
光で「魅せる」LDK

After – 幅の広いコーブ照明を採用したLDK

Before – リノベーション前は天井の形状がいびつなLDK
施工前の状態は、キッチンとダイニングの天井構造がいびつな形状でした。
この天井をスッキリと見せつつ、細長いLDKの空間を最大限に活かすため、LDK全体に渡る幅の広いコーブ照明を計画しました。
キッチンの天井をLD側へ延長する必要があり、当初W様は「空間が狭くなるのでは?」という懸念をお持ちでしたが、この横に長いコーブ照明を実現することで、全く狭さを感じさせない開放的な空間が実現しました。
コーブ照明の特徴でもある光が天井面を照らすことで、部屋全体がより広く感じられる効果が生まれています。

LD側に延長した下がり天井に設置したピンスポット照明

LD側に延長した下がり天井に設置したピンスポット照明
さらに、LD側に延長された下がり天井下の壁は暗くなりがちですが、ここにピンスポット照明を設けることでアート作品やお花をディスプレイできる飾り棚としての要素を加え、単なる壁ではなく空間を華やかに彩るアクセントに仕上げております。
梁を「デザイン」する、照明とタイルの力

After – 梁下に設置したダウンライトと名古屋モザイクのタイル「ノール(品番:OR-U3410)」

Before – 「凸凹した構造はどうしようもない。」と諦められがちな梁
日本のマンションに多く見られる梁造作は、「凸凹した構造はどうしようもない。」と諦められがちなものです。
しかし、ここに照明を効果的に取り入れることで、「意味のある梁」として役割を与えることができます。
梁下のどんよりとした暗い空間は照明により明るい印象に変わり、さらに壁面に名古屋モザイクのタイル「ノール(品番:OR-U3410)」を貼ることで、タイルそのものの素材感が引き立ち、梁の存在感を和らげる視覚的な効果も生み出します。
照明は単なる光ではなく、空間全体の印象を大きく変化させる重要な要素であり、造作物の圧迫感を軽減したり、高級感を演出するテクニックとして非常に重要です。

名古屋モザイク工業株式会社 – ノール(品番:OR-U3410)
ノール(品番:OR-U3410)|名古屋モザイク工業株式会社
玄関を「広く、美しく」魅せる工夫

After – 床から天井までの姿見と大判タイルは名古屋モザイクのタイル「デンバーストン(品番:PST-X3610)」

After – リノベーション前の標準仕様の玄関の様子
「玄関はできるだけ広く、且つ高級感を感じるデザインにしたい。」というW様のご要望。
玄関ドアを開けてまず感じるのは、高級感と重厚感、そして優しく迎え入れる柔らかさを兼ね備えた大きなタイル貼りの印象的な壁を計画しました。
採用したのは名古屋モザイクのタイル「デンバーストン(品番:PST-X3610)」。

名古屋モザイクのタイル – デンバーストン(品番:PST-X3610)
デンバーストン(品番:PST-X3610)|名古屋モザイク工業株式会社
次に、実用性に加えて空間を広く見せる効果とデザイン性を兼ね備えるべく、ミラーを効果的に配置しました。
実用性の面では姿見として、靴を履く前と後のどちらでも役割を果たせるようにサイズと設置位置を計画。
さらに姿見としての役割だけでなく、壁面のタイルや床を反射させることで視覚的に空間をより広く見せる効果も担っています。
#照明計画も抜かりなく。
標準でポツンとあったダウンライトは壁面を照らすタイプに変更、シューズボックスの下には間接照明を組み込み、床面を明るくすることでさらに広く感じられる効果を高めました。
玄関は帰宅時や来客時に一番最初に目にする場所となりますので、特別感や高揚感を感じられるよう照明と素材で演出しています。
お客さまの「理想」をもとに、
統一された美しい空間へ。
マンション標準仕様の仕上げにマッチするよう、ホワイト+ベージュを基調に構成することで統一感を持たせ、他にはない特別な空間を演出しました。
各空間のコンセプトに合わせた色や素材の選定は、統一感と共に心地よさや高級感を演出する上で非常に重要です。

After – リノベーション後のLDK
─W様
宮本さんに照明計画を組んでいただいたお陰で空間の質がとても上がりました。
インテリアの仕上がりは照明で決まるということを本当に実感しています。
W様から大変嬉しいお声をいただき、ご満足いただける空間となりました。
この照明計画には、快適な生活をサポートする「人感センサー」や、シーンに合わせて光を記憶・調光できる「シーンコントロールスイッチ」といった、利便性を高める機能も多数組み込まれています。
わたしたちナインフォーは、他でもないお客さまが生活される住空間として、よりリアルに生活動線やライフスタイルを考慮し内装を設計、計画を進めさせていただきます。
リノベーション、内装計画は「背景」だと考えています。
空間は「主役」ではなく、お客さまご自身が「主役」となり、その「主役」がより惹き立つような「背景」をナインフォーが創り出すことに重きを置いています。
お客さまのライフスタイルや潜在的なご要望を深く理解し、細部まで綿密な打ち合わせを重ねることで、それぞれの暮らしにフィットしたオーダーメイドの空間が実現します。
W様との想いが絶妙にマッチし、まさに理想の空間がここに完成しました。
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