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「本音でリノベトーク」第9弾はテレビボードにフォーカスします。
第6弾以降でご紹介しているフルオーダー家具、今回はテレビボードをフルオーダーする時に失敗しない方法をご紹介します。
これからテレビボードをオーダーしようとご検討中の方にはご参考いただける内容だと思いますので、是非最後まで動画と併せてご覧くださいませ。
失敗しないテレビボード
はじめに

今回ご紹介させていただくテレビボードをオーダー家具として製作するという内容ですが、「そもそもテレビボードって必要なのか?」というところからお話しさせていただきます。
また、テレビ自体を壁掛けにするかしないかでも大きく変わってきます。
これらを含めて安易に計画を進めてしまうと失敗してしまう可能性があります。
壁掛けテレビに憧れがある方もいらっしゃると思いますので、是非とも今回の内容をご参考にしていただければ幸いです!
壁掛けテレビの仕組み
まずは壁掛けテレビからお話しをさせていただきます。
壁掛けテレビをご検討されている方も多くいらっしゃると思いますが、メリットはなんといっても電源や各種ケーブルをスッキリとさせることができるということです。
それらの配線は壁の中を通し、必要な箇所に出して使用することができます。

では、壁掛けテレビはどの様にして壁に設置されているかご存知でしょうか。
実はテレビを購入してお住いの壁にそのまま壁掛けができるわけではありません。
テレビを壁掛けにする場合、壁掛け金具という金具を壁に設置し、その金具にテレビを取り付ける必要があります。
この壁掛け金具をどこで購入すればよいか、というご質問を時折いただきますが、基本的にはメーカー純正のものを推奨しております。
ご購入されたテレビの説明書などに記載があると思いますので、ご確認ください。

ただ、メーカー純正では展開されていない、壁からテレビ本体を手前に引き出せる仕様のものや、向きを変えることができる仕様のものもあります。
こういった製品はメーカー純正ではなくサードパーティ製として展開されています。
メーカー純正品が間違いないのは確かですが、どうしても多機能な壁掛け金具をご希望の場合は、その製品に取り付けたいテレビが対応しているかを品番等で確認することが重要です。
壁掛けテレビをご希望の場合、設置箇所の壁面補強、壁内部の配線等が必要となってくるので、当社を含め内装工事業者に依頼する必要があります。

壁掛けテレビのメリット
前述の通り、配線を見えなくすることができますのでスッキリとした洗練された印象になります。
ちょっとしたことですが、配線がチラッと見えるか見えないかでも非常に大きく印象は変わります。

また、小さなお子様がいらっしゃる場合、壁掛けテレビですと不意に触って倒してしまうこともありません。
昔のブラウン管テレビと異なり、現代のテレビの殆どは液晶で非常に薄型になっています。
加えて画面の大きな製品のニーズも高く、テレビ自体が何かの衝撃で転倒するという可能性がありますが、壁掛けテレビの場合はその心配もありません。
そういった点からも、地震による転倒防止対策にも効果があると思います。
壁掛けテレビのデメリット
最も知っておいていただきたいデメリットは、テレビの買い換えが少し面倒になる可能性があるということです。
新しくご購入されるテレビがこれまで使っていた壁掛け金具に対応しているとは限らないため、壁掛け金具に合わせてテレビを選ぶか、新しいテレビに合わせて壁掛け金具も新たに設置するか、ということを検討する必要があります。
壁掛け金具も新たに設置する場合、再度内装工事業者に依頼する必要がありますので、コスト面でも検討が必要です。

もう一点、模様替えに自由度がなくなるという点も忘れてはいけません。
壁掛けテレビはご想像の通り決まった位置に取り付けますので、模様替えでテレビの位置も変えるということができません。
これらデメリットはありますが、空間をスッキリと洗練された印象にできるというメリットの方が大きいと感じられるお客さまも多く、壁掛けテレビは当社としてもおすすめしたい施工内容のひとつです。
テレビボードと壁掛けテレビ
それでは今回の本題でもありますテレビボードについてお話しさせていただきます。
テレビボードは前述の壁掛けテレビとの関連性がとても高く、その関連性をきちんと考える必要があります。
仮に、テレビボード単体を見て「カッコいいからこのテレビボードに決定!」としてしまうと失敗しがちです。
そもそもテレビボードの中には、録画機器やゲーム機等を収納するイメージではないでしょうか。
それらはテレビ自体と直接的に関係するものです。
壁掛けテレビの場合、配線を隠しつつテレビボード内部の機器と繋げていく必要がありますが、しっかりと計画せずテレビボードの見た目だけで選んだ場合、「配線を隠したいけどテレビボードの構造上少し線が見えてしまう。」「そもそも配線用の開口がない。」等の問題がでてくる可能性があります。
そういったことが無いよう、テレビボードをご検討する際はまずテレビ周辺での過ごし方をイメージしてください。
テレビを使用してよく映画を見るのか、よくゲームをするのか、ご自身のライフスタイルを含めて具体的に考えてみてください。
そうすることで、自ずとテレビボードの収納力やサイズ、配線の位置や壁内部の配線レイアウト等を決めることができます。

ここまでの内容をすべて叶えることができるのがオーダーテレビボードです。
収納の数、サイズ感、面材やデザイン、配線の位置、電源の位置、照明の組み込み等など、すべて自由に設計することができます。
既製品の場合、どうしても設置したい空間の素材感にジャストフィットしない、サイズが微妙に合わない、ということもしばしばあります。

既製品よりコスト高にはなりますが、オーダーテレビボードという選択で普段長い時間を過ごす空間をより快適なものにすることはとても価値のあることだと思います。
そもそもテレビボードは必要?
NetflixやTVer等のVODストリーミングサービスが普及している昨今、そもそもDVDやBlu-ray等の再生機器や録画機器をお持ちでない場合も多いのが現状だと思います。
そういった機器が無いので「テレビボード自体必要?」とお考えの方も多いようです。
実際に当社のお客さまでもテレビボードは不要というケースもあり、テレビを壁掛けにするのみ、という施工内容もございます。
これまでのリビングルームのイメージでは、テレビはテレビ台やテレビボードに設置するということがある種の定番であったかもしれませんが、実際の生活の中でテレビボードが本当に必要かどうかということも考えてみたほうが良いと考えております。

収納や機能面ではなく、テレビ周りのアクセントやデザインとしてテレビボードを検討するというのも良いかもしれません。
テレビボード自体も床と壁に設置するものから、床から少し浮いた状態に見えるような壁から迫り出しているデザインも可能ですし、照明を組み込んで光の演出を楽しむという方法もございます。
テレビボードという捉え方ではなく、テレビ周りの壁面収納と考えてみるのも良い方法だと思います。
是非、ご自身の今のライフスタイルと理想のライフスタイルをイメージしてご検討ください!
リノベーションをご検討中のお客さまへ
ここまでテレビボードに関する色々なことをお話しさせていただきました。
「テレビボードだけでも考えることがありすぎて大変!」と感じられたかもしれませんが、安心してください!
今はまだ漠然としたイメージだとしても、ナインフォーが全力で具体的なイメージに膨らませます。
そのためには、お客さまとの対話がとても重要です。
空間のデザインや生活動線のことなど、ちょっとしたお悩み相談から是非ご相談ください。
ナインフォーは、上質な内装デザインや高い施工品質は提供できて当然のことと考えており、もっと手前にある「お客さまのニーズを見極め、どのように具現化するか。」ということを重要視しております。
お客さまが伝えきれない「真の理想」を見つけさせてください。
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