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「本音でリノベトーク」第2弾はカーテンにフォーカスします。
例えばリノベーションをする時に、真っ先にカーテンのことを思い浮かべる人は少ないと思います。
ですが、考え方によってカーテンは非常に重要な要素になります。
それでは、ミヤモトのリノベーションに対する本音も交えながら、リノベーションをする際のカーテンに関するテクニックについてご紹介いたします。
是非動画と併せてご覧くださいませ。
カーテンテクニック徹底解説
サイズについて
まず、カーテンのサイズについて考えてみます。
例えばリビングの窓に対して、皆さまはどのようにカーテンを選ばれますか?
「窓の大きさに合わせてカーテンを選ぶ」とお考えになった方が殆どではないでしょうか。
はい、この方法は基本的な考え方で間違っていません。
ですが、窓に合わせないといけないということもありません!
特に海外のお部屋では、窓に対して大きいサイズのカーテンを設定されていることがあります。
窓のある面に対して左右にある壁に合わせるということを考えてみてください。
ダイニングとリビングが横並びになっている空間を想像してみてください。
マンションなどでは、ダイニングに窓、リビングに窓があり、それぞれの間で窓が区切られて壁になっているようなケースがあります。
このような場合、それぞれの窓にカーテンを設置することが一般的だと思いますが、思い切って区切りなく一面をカーテンにしてしまっても良いほどです。
その窓のある壁一面がひとつのカーテンで覆われているイメージです。
一見した時に、そのカーテンのある壁面に一貫性が生まれ、空間を広く見せる効果も期待できます。
また、日本の住宅ではカーテンボックスが付いていることが多くあります。
カーテンボックスがあると、カーテンはそこに付ける他ありません。
もちろんそこへ設置するカーテンの幅も高さも決まってしまいます。
できることならそのカーテンボックスも取り払ってしまい、カーテンで壁を作る感覚で考えてみると空間の印象は大きく変わります。
最近のカーテン
従来のカーテンは、厚手で遮光性のあるドレープカーテンと、薄手で透け感のあるレースカーテンを2重で使用することが一般的です。
ドレープカーテンは就寝時などに使用し、日中はレースカーテンのみで過ごされることが多いのではないでしょうか。
対して、昨今のカーテンは1枚で両方の役割を持ったものも多く販売されています。
向かい合う場所にマンションやビルが無い場合など、外からの視線が入らないケースに限りますが、マンションなどではレースのカーテン1枚のみを設置されるというケースも多くあります。
タワーマンションの角部屋などでは、FIX窓が採用されていることが多く、このFIX窓にはレースのカーテンではなく厚手のドレープカーテンのみを使用されるというケースもあります。
カーテンボックスの位置変更可能?
カーテンボックスの位置変は、結論から申し上げますとできます。
ただ、日本の住宅、特にマンションではラーメン構造という構造の場合は柱と梁が多く、住宅の条件によってはできないケースもあります。
仮に位置変更ができない場合でも、柱や梁を無くすという考え方ではなく、そこに照明を組み込んだり、柱や梁の箇所のみ板張りなどの化粧をすることでアクセントとしてしまうこともできます。
ブラインドについて
ブラインドと聞くと、刑事ドラマなどに出てくるスラット(羽の部分)がアルミ製のものを想像される方も多いかもしれません。
このタイプのブラインドは、安価なためオフィスなどで使用されることが多いです。
実はブラインドにも多くの種類があり、スラットが縦型以外にも横型(バーチカルブラインド)のものや、素材も様々にラインアップされています。
縦型のブラインドも横型同様にスラットを回転させることができますので、お部屋に光を取り込むことも、遮光することも調整することができます。
また、縦型のバーチカルブラインドの特徴として、天井を高く感じさせることや、空間に馴染みやすいというポイントが挙げられます。
空間に馴染みやすい理由として、扉などの建具や多くの家具は縦型の物が多く、その空間内の縦のリズムに合いやすいということがあります。
カーテンの種類
薄手のレースカーテン、厚手のドレープカーテン、縦型や横型のブラインド、さらにそれぞれの素材、価格帯も様々…、ここでは言い尽くせないほどに種類はあります。
ここまででお話しさせていただいたように、その空間に相応しいカーテンの種類を選ぶことが重要です。
例えば、高価なカーテンは相応の質感を纏っていると思います。
迷ったら高いものを揃えれば良いかと言えば、そうではありません。
その空間に合うか合わないか、これが最も重要視すべきポイントです。
また、メンテナンス性についても検討していただくポイントになると思います。
カーテンの場合、素材にもよりますが洗濯機で丸洗いできるものも多くあります。
対して、プラスチック製のブラインドは掃除機でホコリを吸うことはできますが丸洗いすることはできません。
布製のブラインドでも、カーテンに比べて複雑な構造になっているために丸洗いできない場合もあります。
空間を演出することを重視するか、機能面を考慮してメンテナンス性を重視するか、お客さまに合ったカーテンをじっくりと考えてみてください。
カーテンの重要性
カーテンは一度設置してしまうとそうそう変えることは無いと思います。
ですが、カーテンは壁に対して占める面積が大きいため、カーテンを変えるだけでも空間の印象はガラッと変わります。
模様替え感覚でカーテンを変えてみては如何でしょうか。
カーテンをきっかけに、お部屋の印象を変えることの楽しさや魅力を感じてみてください。
あなたの理想の空間がより現実的に感じるかもしれません。
その理想の空間は、きっとあなたの人生に彩りを添えてくれるはずです。
「もっとこうしたい」「もっとこんな雰囲気にしたい」とアイデアが溢れてきたら是非リノベーションのお手伝いをさせてください。
カーテンの概念
ここまでカーテンについて色々とお話しさせていただきましたが、ミヤモトはカーテンを使用していません!
そうです、カーテンは絶対に必要なものでは無いのかもしれません。
お客さまが理想とする空間にカーテンが必要であればカーテンを設置する、カーテンの無い空間を理想とするのであればそれもまた良し、ということです。
カーテンの選び方
カーテンは比較的シンプルで落ち着いた色のものを選びがちだと思います。
カーテン屋さんで「この派手なカーテンどこで使うの!?」と感じたものもあると思います。
カーテンのサイズについてでもお話しいたしましたが、窓に対してカーテンをサイジングするのではなく、壁を基準に一面をカーテンで覆うという方法で考えると、意外と派手なカーテンでもハマることがあります。
一般的なサイジングで派手なカーテンを設置する場合、窓の部分のみそのカーテンの柄で覆われ、上下左右の壁の部分は多くの場合白い壁紙のままです。
この方法ではやはりカーテンだけが浮いてしまい、空間に違和感を生んでしまいます。
ですが壁一面を覆う方法となると話は違ってきます。
そのカーテンの面が空間のアクセントとなり、違和感は出にくくなるはずです。
基本的なカーテンの選び方としては、テーブルやチェアなどの家具に合わせる、床や壁に合わせる、などが考えられます。
これには正解がなく、その空間をどういった印象にしたいかにもよって、合わせるポイントは変わってきます。
一般的には、空間に統一感を出す場合は壁に合わせます。
アクセントとして考える場合は、例えば家具の差し色に合わせたりします。
その空間の何かしらのポイントに合わせるということがひとつのコツになります。
カラーも素材も本当に多くの種類がありますので、色々なショップに行ってみてお気に入りのカーテンを探してみるのも楽しいですよ!
さいごに、壁を基準に一面をカーテンで覆うカーテンの場合、カーテンをカーテンとして選ぶというよりは、アクセントクロスを選ぶという感覚に近いと思います。
この感覚で選べば、意外と選びやすくなると思います!
リノベーションをご検討中のお客さまへ
ここまでカーテンに関する色々なことをお話しさせていただきました。
「カーテンだけでも考えることがありすぎて大変!」と感じられたかもしれませんが、安心してください!
今はまだ漠然としたイメージだとしても、ナインフォーが全力で具体的なイメージに膨らませます。
そのためには、お客さまとの対話がとても重要です。
空間のデザインや生活動線のことなど、ちょっとしたお悩み相談から是非ご相談ください。
ナインフォーは、上質な内装デザインや高い施工品質は提供できて当然のことと考えており、もっと手前にある「お客さまのニーズを見極め、どのように具現化するか。」ということを重要視しております。
お客さまが伝えきれない「真の理想」を見つけさせてください。
ナインフォー代表「ミヤモト」のご紹介
ナインフォーが考える「良い空間」
良い空間とは、住まう人にとっての理想の空間です。住まう人にとっての理想の空間は、家族構成やライフスタイルによって十人十色だと考えています。
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