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ラグジュアリーな壁材の選び方徹底解説

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ラグジュアリーな壁材の選び方徹底解説
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本音でリノベトーク第3弾は壁材にフォーカスします。

一般的に内装で使用される壁材は、クロス、塗り壁、タイルが挙げられます。

どの様なお部屋でも、この3つのどれかが使われていることが多いと思います。

それぞれの壁材でたくさんの種類がありますのでどれを選べばよいか、どの箇所に施工すればよいか迷うこともあると思います。

それでは、ミヤモトのリノベーションに対する本音も交えながら、リノベーションをする際の壁材の選び方についてご紹介いたします。

是非動画と併せてご覧くださいませ。

 

 


クロスについて

クロス(壁紙)

 

まずは最も一般的なクロス(壁紙)のメリットとデメリットをご紹介いたします。

 

クロスのメリット
  • クロス自体の色や柄の種類がとにかく豊富
  • 低コスト
  • メンテナンス性の高さ
  • 簡単にお部屋のイメージを変えることができる
  • 賃貸用のクロスがある
クロスのデメリット
  • 継ぎ目が目立つ場合がある
  • 紙素材の場合は経年で浮きや剥がれが発生する場合がある
  • 部分補修がしにくい

 

日本のマンション等で標準的に使用されているものはほぼ100%白いクロスです。

意外に感じられる方もいらっしゃいますが、タワーマンションの最上階のお部屋であっても、標準で使用されているクロスは他階層と同じ白いクロスだったりします。

マンションのロビーやエレベーターホールは豪華な作り込みがされていて、いざお部屋に入ると標準的な白いクロスだとなんだか違和感を感じませんか?

 

タワーマンション

 

住まう空間というものは、食事をしたりくつろいだりと相応に長い時間を過ごす場所です。

住まう人にとって、より良い空間をつくることこそがリノベーションだと考えています。

まずは低コストのクロスの張り替えを検討してみるのもリノベーションの良いきっかけになるかもしれません。

 

 


塗り壁について

塗り壁

 

壁材を考える時に、塗り壁というワードが出てくることは少ないかもしれません。

ですが、実は塗り壁は日本人にとって歴史深い関わりがあります。

古い日本家屋でよく目にする土壁をご存じの方は多いと思いますが、これも塗り壁の一種です。

 

塗り壁のメリット
  • シームレスで継ぎ目がない
  • 塗りの表情が唯一無二(他と被らない)
  • 細かく調色(色の配合)できるため色味の自由度が高い
  • 重厚感のある落ち着いた雰囲気が出しやすい
  • 部分補修ができる
塗り壁のデメリット
  • 職人の腕が問われる
  • クロスに比べてコスト高になる
  • ヒビ割れの可能性がある
  • 水性塗料の場合は水拭きができない
  • 傷が付きやすい(部分補修ができる)

 

塗り壁は施工現場で実際に職人が塗る施工方法になります。

そのため、塗りの具合や色味などを非常に細かく調整することができます。

クロスでも塗り壁を模したテクスチャのものがありますが、やはり実際の塗り壁が放つ繊細で豊かな表情は真似できない特徴です。

ここぞという空間に特別感を出す壁材として、非常に魅力的な選択肢だと思います。

 

クロスと比較し、部分補修ができるというところもポイントです。

クロスの場合、キズがついてしまった箇所を補修する場合、周辺一帯のクロスを張り替える必要があります。

この時よくあるのが、同じ型番でも張り替えた箇所だけ色味が違ってしまうことです。

同じ品番があればもちろんそのクロスを使用するのですが、経年での色味変化や、同型番のロット違いでの表情の差が出る場合があるためです。

塗り壁の場合、職人が色味を合わせて補修をするためこのようなことは起こりにくいと言えます。

 

 


漆喰について

漆喰

 

塗り壁の一種でもある漆喰。

石灰を主成分とする自然素材で構成され、調湿性や防カビ性に優れ環境に優しいことが特徴です。

日本の漆喰の歴史は1300年ほど遡り、耐久性と防火性の高さから平安時代初期に建築材料として神社仏閣などに使用され始めました。

 

昨今では、住宅の壁材としてイタリア漆喰が使用されることがあります。

イタリア漆喰は光沢のある滑らかな質感からマットな質感まで幅広い表現が可能で、大理石調の鏡面仕上げはイタリア漆喰特有で非常に高級感を演出することができます。

 

 


モールテックスについて

モールテックス

 

モールテックスはセメントを主成分としたモルタルの一種です。

耐久性と防水性が高いため長期間メンテナンスを必要とせず、ひび割れや汚れにも強いことが特徴です。

滑らかで無機質なコンクリート風の質感から、石材のような重厚感まで表現の幅が広く、現代的でミニマルなデザインに適しています。

アパレルショップやカフェなどでよく目にする機会があると思いますが、住宅の壁材として採用することも多く、高い防水性から家具やカウンターなどの一部のマテリアルとして使用することもあります。

 

 


タイルについて

大判タイル

 

次にご紹介したいのはタイルです。

タイルと言ってもその種類は非常に豊富で、数センチ程度の小さなものから1メートル以上ある大判のもの、カラーや質感まで様々です。

クロスは基本的に壁材としての用途歯科ありませんが、タイルは種類によって床材としても使用できるものもあり、施工箇所の幅が広いことが特徴です。

また、壁材として使用する場合は物理的な衝撃がない限りクロスや塗り壁と違いヒビ割れの心配がありません。

 

同じタイルでも貼り方を変えるだけで印象が変わることもタイルの面白い特徴です。

目地を一直線に揃えて張る「芋貼り(芋目地)」、タイルを半分ずつずらして貼る「馬貼り(馬目地)」や、タイル同士の隙間を開けずにぴったりと貼る「眠り目地」など空間の雰囲気に合わせて選択することができます。

 

タイルのメリット
  • サイズや質感の種類が豊富
  • ヒビ割れが少ない(壁材として使用する場合)
  • 種類によってメンテナンス性が高い
  • タイルの貼り方の種類が豊富
タイルのデメリット
  • クロスに比べてコスト高になる
  • 種類によってメンテナンス性が低い
  • 経年による目地の割れが発生する場合がある(目地部分の補修は可能)

 

 


部分的なタイルの使い方

チャイルドミラーにタイル施工

 

最近のマンションでよく目にするチャイルドミラーをご存知でしょうか。

洗面台の三面鏡の下にある横長の鏡で、その名の通りお子様の目線に合わせた高さに設定されています。

お子様がいらっしゃる場合は必要とされるケースもあると思いますが、この箇所は手を洗った時などの水しぶきが水垢となって目立ち、お困りのケースが多いように感じます。

 

このチャイルドミラー部分のみをタイルで覆うことで、水垢を目立ちにくく、且つお手入れをしやすくすることができます。

タイルの種類によって、ラグジュアリーな雰囲気を演出することもできます。

面積の大きい壁をタイル貼りにする前に、まずは部分的にタイルを使用してタイルそのものの魅力を感じていただくのも良い方法だと思います。

 

 


タイルの選び方と施工箇所

壁材について徹底解説 - タイルの使い分け

 

「この壁にタイルを貼って良くしたい。」というご依頼をいただくことがあります。

クロスや塗り壁も同様です。

その壁に手を加えることがベストかどうか、今一度考えてみてください。

 

考えるべきは「どの壁に手を加えるとその空間が良くなるか。」ということが重要です。

よくあるケースとしては、その空間の中で最も大きい面積の壁に手を加えると良い効果があります。

ラグジュアリーな雰囲気を演出する場合、大きい面積の壁に対しては小さなタイルよりも大判のものを選ぶとタイルの魅力をより感じられ効果的です。

カジュアルな雰囲気がお好みの場合は小さなタイルなどでももちろん良い選択だと思います。

 

 


エコカラットについて

エコカラット

 

最後にご紹介するのはエコカラットです。

内装について色々とご検討されている方であれば、必ずと言っていいほど耳にされたことがあると思います。

エコカラットはLIXILが展開しているタイル状の内装用壁材です。

 

主な機能として、除湿・加湿などの調湿効果、いやな匂いを吸着する脱臭効果、ホルムアルデヒトなどの有害物質の低減効果などがあります。

これまで調質建材では難しかった水拭きでのお手入れができることも嬉しいポイントです。

湿気は通すが水や汚れはほぼ通さないという魔法のような性能を持ち、メンテナンス性が高くゼロエネルギーで活躍する環境にも人にもやさしい建材です。

 

コスト面で考えると、塗り壁やタイルよりは低コストクロスよりは高コストというイメージです。

また、基本的にはクロスを剥がしてエコカラットを貼ることになりますが、条件次第ではクロスの上からでも施工できるということも特徴です。

種類も豊富ですし比較的施工が簡単なことから人気のある商品です。

 

 


リノベーションをご検討中のお客さまへ

ここまで壁材の選び方に関する色々なことをお話しさせていただきました。

「壁材だけでも考えることがありすぎて大変!」と感じられたかもしれませんが、安心してください!

今はまだ漠然としたイメージだとしても、ナインフォーが全力で具体的なイメージに膨らませます。

 

そのためには、お客さまとの対話がとても重要です。

空間のデザインや生活動線のことなど、ちょっとしたお悩み相談から是非ご相談ください

ナインフォーは、上質な内装デザインや高い施工品質は提供できて当然のことと考えており、もっと手前にある「お客さまのニーズを見極め、どのように具現化するか。」ということを重要視しております。

 

お客さまが伝えきれない「真の理想」を見つけさせてください。

 

 


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