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壁から15cmのダウンライト?流石に近すぎませんか?
以前、マンションのリノベーションプランを提案させていただく中で、このようなご意見をいただきました。
壁材の魅力を引き出す
通常、ダウンライトは空間全体を明るくするように均等に配灯されていることがほとんどですが、あえて壁に近づけてダウンライトを設置するという方法があります。
しかも壁から15cm程です。
この方法を提案させていただいた理由は、このリノベーションプランではリビングルームの大きな壁面をタイル張りにしたいというご依頼があり、折角ならそのタイル張りの大きな壁をよりシンボリックな印象にさせていただきたかったためです。
では、なぜダウンライトを壁に近づけることで壁の印象が変わるのかをお話しさせてください。
まず、光源となるダウンライトが壁に近いため、傘のような光のシルエットが壁に現れます。
この傘のような光のシルエットを「スカラップ」と呼びます。
このスカラップ、壁のアクセントとなって光のリズムが生まれます。
スカラップを好まない方には、#コーニス照明を設置することもおすすめしたい方法です。
また、ダウンライトの下向きの光源が壁に近いため、壁材の質感を強調することができます。
通常のクロスはもちろんのこと、特に凹凸のある壁材や塗り壁、石材タイルやウッドタイルなど、そのマテリアルが持つ真の魅力を引き出すことができます。
これがダウンライトを壁に近づける理由です。
空間の用途やイメージに合わせて、最適な照明計画、配灯計画を考えてみませんか?
是非お気軽にご相談ください!
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