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逆転の発想で魅力的に
マンションではよく目にする天井や壁の出っ張り。これは構造上の理由と空間を可能な限り広く使えるようにするために飛び出てしまう梁や柱です。
マンションは建物全体に対してより多くのお部屋をつくれるようにするため、構造上必要不可欠な躯体部分ギリギリまで居住空間にできるよう工夫されています。
そのため、お部屋によっては駆体が梁や柱として飛び出して見えることがあります。
理想を言えば梁や柱など、余計な出っ張りのないスッキリとした空間が良いものですがそうもいきません。
そこで逆転の発想です。
この梁や柱を活用する3つの方法をご紹介します。
その1 – 梁下の壁面を空間のアクセントにする
梁下の壁面がアクセントウォールになるよう、他箇所とは異なるクロスを貼ったり、エコカラットなどのタイルやウッドパネルを施工する方法です。
梁を額縁のように見立てることで、印象的な壁を演出できます。
その2 – 梁下に照明を組み込む
ダウンライト、コーブ照明、コーニス照明を上手く活用する方法です。
その1と組み合わせることで、アクセントウォールのクロスやタイルを際立たせることができ、よりシンボリックな壁面を演出できます。
特に凹凸がある壁材とダウンライトやコーニス照明の下向きの光と相性が良く、タイルやウッドパネルなどの素材感と魅力を最大限まで引き上げてくれます。
その3 – 柱と一体となるオーダー家具をつくる
柱があるとデッドスペースを生んでしまいがちです。
オーダー家具であれば柱に合わせてジャストフィットするサイズの収納などをつくることができます。
もちろん空間全体に合わせて面材や天板などもお選びいただけます。
柱の出っ張りをオーダー家具と一体にすることで、空間全体の形状を整えるという狙いがあります。
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