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多くのマンションのお部屋では、天井から突き出ている箇所があります。
下がり天井と呼ばれ、その中には梁や換気用ダクト、配管や配線などが収められています。
梁はそのお部屋やマンション全体を支えるための無くてはならない構造材です。
ダクトや配管、配線も無くてはならないものです。
ですが、空間を美しく見せたい場合、邪魔だなと感じる方もいらっしゃると思います。
無くしてしまいたいところですが、ご想像のとおりもちろん撤去することはできません。
下がり天井が存在する理由
梁を例にお話しします。
そもそもマンションを建てる時に、下がり天井の原因となる梁を隠すように作ってほしいと思うかもしれません。
ですが、そう簡単にはできない理由があるのです。
例えば、1戸あたりの天井高が2m50cmで必要な梁の高さが50cmだとします。
梁をお部屋の中から見えないようにする場合、単純計算でワンフロアあたり3mの高さが必要になります。
この条件で10階建てのマンションを建てる場合、合計30mの高さが必要です。
対して、お部屋の中から梁が見えてしまいますがワンフロア内に含ませると、同じ10階建てのマンションでは合計25mで建てることができる計算になります。
多くのマンションではこうすることでマンション全体の建築コストを抑え、結果的に1戸あたりの価格も抑えられている、というのが理由です。
下がり天井を活かす
下がり天井がある場合、その中には構造上必要な何かあるということです。
ですので、撤去するのではなく活用するしかないということです。
壁に光を当てるコーニス照明、天井に光を当てるコーブ照明など、梁を利用して間接照明を仕込むことができます。
梁を板張りにしたり他所と異なるクロスを張り、空間のアクセントにすることもできます。
コーニス照明とコーブ照明に関する内容は、以前の記事でご紹介しておりますので是非併せてご覧ください!
コーブ照明の魅力
「コーブ照明」という照明をご存知ですか?コーブ照明の一例として、動画の冒頭でもご紹介しておりますお写真は、マンションリノベーションをさせていただきましたK様邸のLDK部分です。
コーニス照明の魅力
「コーニス照明」という照明をご存知ですか?コーニス照明と前回ご紹介したコーブ照明、どちらも内装計画中の方は目にされたことがあるのではないでしょうか。
弊社代表のミヤモトと詳しくお話しされたい場合は、お気軽にお問い合わせください!
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