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中古マンションフルリノベーション – S様邸

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mansion

床から天井までの壁面収納の一部を抜き照明を組み込むことで、飾り棚としての機能と抜け感を生み出します。

上質なくつろぎと機能美が融合したリビングダイニング

After - リノベーション後のリビングダイニングの様子

すっきりとした空間を実現するダウンライトを使用しない折り上げ天井

After - 奥様のこだわりを詰め込んだキッチンスペース

奥様のこだわりを詰め込んだキッチンスペース

収納力とデザイン性を両立したゼロデッドスペースのカップボード

収納力とデザイン性を両立したゼロデッドスペースのカップボード

コーニス照明と壁に寄せたダウンライトが上質な空間へと引き上げる

コーニス照明と壁に寄せたダウンライトが上質な空間へと引き上げる

After - 浴室・脱衣所・洗濯スペース・洗面台が集約された水まわりはメイン動線としての機能も

浴室・脱衣所・洗濯スペース・洗面台が集約された水まわりはメイン動線としての機能も

ウォークインクロゼットは一際目を引くブロンズカラーのガラス扉を採用

ウォークインクロゼットは一際目を引くブロンズカラーのガラス扉を採用

重厚感と落ち着きのあるホテルライクなベッドルーム

重厚感と落ち着きのあるホテルライクなベッドルーム

Outline

施工概要

物件名
某中古マンション
物件種別
中古マンションフルリノベーション
所在地
福岡県
構造・規模
鉄筋コンクリート造・10階建
面積
約80㎡
築年数
築17年
工期
約3ヶ月
工事費
非公開
家族構成
ご夫婦

Details

施工詳細

夫婦二人の豊かな暮らしを彩る、
ナチュラルでラグジュアリーな空間

住み慣れたこの場所。
長い時間を過ごし、思い出がたくさん詰まったこのマンション。

子どもは独立し、今は夫婦二人の生活です。
残りの人生を心ゆくまで満喫できる、上質で素敵な空間にリノベーションしたい。

長年にわたってご家族の思い出を育んでこられたかけがえのないお住まい。

お子さまが独立されたお客さまのご要望から、今回のマンションフルリノベーション計画は始まりました。

長年お住まいのお部屋を、ナチュラルでラグジュアリー、そして実用性と収納力を兼ね揃えた上質な空間へと生まれ変わらせます。

 

今回のフルリノベーションにおいてのご要望で特に重要視されたのは次の4つのポイントです。

お客さまのご要望

  1. 季節ごとの暑さと寒さの改善
  2. マンション向かいの交通量の多い道路と商業施設からの騒音軽減
  3. 収納力の最大化
  4. 憧れの回遊動線の実現

これら4つのポイントを改善、実現した物件の全貌をご紹介させていただきます。

S様邸はルームツアーとしてもご紹介しておりますので、是非とも併せてご覧くださいませ。

 

 


快適性を追求した「内窓」の設置

【1. 季節ごとの暑さと寒さの改善】と【2. 外部からの騒音軽減】のご要望に対しては、全ての部屋に内窓を設置するプランをご提案。

既存窓の所有区分は共用部の扱いとなるため、窓自体を加工できないというルールがある中で、既存窓の内側にさらに窓を設ける内窓を計画しました。

 

内窓を設置することで断熱効果と遮音効果が大きく向上します。

断熱効果が向上することで冷暖房の効きが良くなり、季節ごとに感じられていた暑さと寒さを大きく軽減できます。

遮音効果については、目の前の道路を走る車の走行音はほぼ聞こえなくなり、室内の生活音がない状態では静寂が空間を包み込む快適な環境を実現しました。

 

この施工事例の内窓は既存窓の内側に後付けする方法ですが、後から追加した窓に後付け感が出ないよう、内窓に合わせて壁を作ることでデザイン性を損なうことなく解決し、新築のような美しい仕上がりになりました。

 

 


理想の収納力と美観を叶える「オーダー家具」

既製品では難しい床から天井まで余すことのない最大限の収納力を実現するオーダー壁面収納

既製品では難しい床から天井まで余すことのない最大限の収納力を実現するオーダー壁面収納

どのようなサイズのものをどのくらいの量収納されるかを理解した上で行う内部設計

どのようなサイズのものをどのくらいの量収納されるかを理解した上で行う内部設計

【3. 収納力の最大化】というご要望に対しては、各部屋ほぼ全ての収納を#オーダー家具にて製作するプランをご提案。

LDKの壁面収納からキャビネット、寝室の箪笥に至るまで、既製品では難しい床から天井まで余すことのない最大限の収納力を実現するプランです。

既製品ではできない#シンデレラフィット、オーダー家具であればスペースを無駄なく活用できますしデザインも自由自在です。

さらに、収納するものを予めお伺いし、どのようなサイズのものをどのくらいの量収納されたいかを理解した上での内部設計を細部にわたり行い、お客さまからは「余るほどの収納になりとても満足しています」とお喜びの声をいただいております。

 

 


固定概念を覆す、画期的な「回遊動線」の実現

次に【4. 回遊動線の実現】というご要望に対してのプランをご紹介いたします。

今回のリノベーションにおいて、#回遊動線の実現は最も重要な間取り計画のポイントでした。

この回遊動線を如何に効果的に組み込めるかが、プロジェクトの成否を分ける勝負どころだったと言えます。

 

回遊動線とは、一般的な「1つの部屋に1つの入り口」という概念を覆し、「1つの部屋に2つの入り口」を設けることで部屋を通り抜けることができ、よりスムーズな生活動線を実現するものです。

扉はあるにしても、行きたい部屋にいろいろな部屋からアクセスできて、ぐるぐると回れる間取りというイメージです。

 

初回のプランでは、玄関からLDKまでの動線を3つ設定した以下の内容でした。

  1. 玄関から廊下を通ってLDKへ(メインと想定した動線)
  2. 玄関から洗面所を通ってLDKへ
  3. 玄関から寝室のウォークインクロゼットを通ってLDKへ

ですが、このプランの場合ですとご要望の【3. 収納力の最大化】の実現が難しい状況で、お客さまご自身も何かを諦めなければならない状況だと感じていらっしゃいました。

 

この課題に対し、間取りの打ち合わせの中で、お客さまから画期的な逆提案をいただきました。

お風呂や洗面所、トイレといった水まわりがある場所をメインの通路とするのはどうでしょう。

サブ動線として考えていた【B. 玄関から洗面所を通ってLDKへ】をメインの動線と捉えるのはどうか、というアイデアでした。

この一言は、設計側の間取りに対する固定概念をも見直させる、今回の間取りに行き着いた大きな分岐点となりました。

「廊下は果たして必要なのか?」「水まわりを廊下として捉えるのはどうか?」という議論が深まりました。

 

「来客があった際に水まわりを通ってリビングに向かうことに抵抗を感じるのではないか?」という設計側の懸念に対し、お客さまから明確なご意見をいただきました。

来客は年に数回で、それも家族や身内なので、その数回を優先するのではなく、自分たちが日々生活する中でより生活しやすい動線を優先したい。

このお客さまのご意思が、今回の回遊動線を取り入れた間取りの採用を決定づけました。

 

玄関から水まわりを抜けLDKへと続くメインの動線

玄関から水まわりを抜けLDKへと続くメインの動線

この回遊動線、特に水まわりを含む動線計画によって、以下の重要なご要望が大きく改善されました。

 

空気の循環の促進と快適性の向上

水まわりを含む全体の空気の循環が作られ、季節ごとの暑さと寒さの改善に大きく寄与しました。

また、空気の通り道が多くなったことで換気効率も向上しています。

 

収納力の飛躍的向上

動線の見直しによって、初回プランでは廊下だった場所を無くし、新たに生まれたスペースを活用して課題となっていた収納力アップの解決策をより良い内容へと大きく改善することができました。

さらに、各部屋のほぼ全ての収納をオーダー家具で製作することで、既製品では難しいゼロデッドスペースを実現し、収納力を最大限まで引き上げています。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
広さと機能性の追求した玄関

After - 広々としたラグジュアリーなエントランス

After – 広々としたラグジュアリーなエントランス

After - 収納力の高いエントランスの壁面収納

After – 収納力の高いエントランスの壁面収納

Before - リノベーション前の玄関の様子

Before – リノベーション前の玄関の様子

玄関のご要望

  1. ゆとりのある広い玄関にしたい
  2. 靴を少なくとも100足収納したい
  3. 靴を脱ぎ履きするベンチが欲しい

マンションの玄関は、他の空間を広く確保するために狭く設定されることが多く、今回のマンションでもリノベーション前は狭さが感じられる一般的な玄関でした。

ご要望を叶えるため、オーダー家具による下足入れと可動棚付きシューズクロゼットを計画。

 

シューズクロゼットの扉には全面#ミラーを採用し、「姿を見る」「空間を広く見せる」「反射を利用して隠す」という3つの役割を持たせています。

内装デザインで使用するミラーの役割は3つあると考えており、このシューズクロゼットの全面ミラーは「姿見として姿を見る」「手前の空間がミラーに映り込み空間を広く見せる」「反射を利用してミラーの向こう側を隠す」という役割を果たしています。

玄関から入って正面の木目を基調とした壁と、寝室、水まわり(メインの動線)へと続くハイドアがミラーに反射することで、視覚的に大きく広い玄関空間を演出しています。

 

コーニス照明と壁に寄せたダウンライトが上質な空間へと引き上げる

コーニス照明と壁に寄せたダウンライトが上質な空間へと引き上げる

ベンチの天板は開閉式で内部は収納に。下部の床面を照らす照明は空間の広がりを生み出します。

ベンチの天板は開閉式で内部は収納に。下部の床面を照らす照明は空間の広がりを生み出します。

玄関から入って左側の木目のルーバー造作の内部には傘や靴べらなどを収納できるよう計画、さらに上段部分には分電盤を隠す仕様にしております。

また、#コーニス照明やベンチ下の間接照明により、マンションの玄関とは思えないほどの広さを感じられる上質な空間が生まれました。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
メイン動線を兼ねた暮らしに寄り添う水まわり

After - 浴室・脱衣所・洗濯スペース・洗面台が集約された水まわりはメイン動線としての機能も

After – 浴室・脱衣所・洗濯スペース・洗面台が集約された水まわりはメイン動線としての機能も

Before - リノベーション前の浴室と洗面脱衣所の様子

Before – リノベーション前の浴室と洗面脱衣所の様子

水まわりのご要望

  1. 入浴後すぐに手が届くところにパジャマを置く場所が欲しい
  2. アイロン台が欲しい
  3. 部屋干しできる空間が欲しい

まず、メイン動線として廊下の役割も持つこの水まわりは、特別感を感じられるよう、白色系の照明と、他の空間とは異なる白を基調とした床や壁の装飾を計画し、玄関からLDKへと向かう期待感を演出しています。

 

玄関からメイン動線となる水まわりスペースへと続く

玄関からメイン動線となる水まわりスペースへと続く

カラーとデザインの統一、そして細部にわたり内部設計にこだわった水まわりの壁面収納と吊戸棚

カラーとデザインの統一、そして細部にわたり内部設計にこだわった水まわりの壁面収納と吊戸棚

収納力の高いオーダーのリネン庫を計画し、腰高の部分を抜きパジャマやタオルなどを一時的に仮置きできるよう設計。

リネン庫横にはカウンターテーブルを設置し、アイロン台としても活用できるスペースとなっており、カウンター下収納と上部の物干し(ホスクリーン)で、収納力と実用的な部屋干し空間を両立しました。

 

洗面台(L-Class Dressing LASYS Satin White|Panasonic)

洗面台(L-Class Dressing LASYS Satin White|Panasonic)

洗面台は、お客さまこだわりのパナソニックLクラス2ボウルタイプを採用し、洗面台まわりの収納を含めご夫婦それぞれのご利用シーンと動線で快適にお使いいただいております。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
究極の安眠と魅せる収納
ホテルライクなご主人様の寝室

重厚感と落ち着きのあるホテルライクなベッドルーム

重厚感と落ち着きのあるホテルライクなベッドルーム

ご主人様の寝室のご要望

  1. ホテルのようなヘッドボード
  2. 中が見えてもかっこいいクロゼット
  3. できれば真っ暗な中で眠りたい

キッチン横の扉から繋がる洋室2は、ご主人様だけの特別なプライベート空間として、その一つひとつにこだわりが凝縮されています。

日々の疲れを癒し心から寛げる場所となるよう、ご主人様からの具体的なご要望を基に細部までこだわった設計をいたしました。

 

ラグジュアリーさを引き立たせるホテルライクなヘッドボード

ご主人様からの強いご要望のひとつであった「ホテルのような#ヘッドボード」は、オーダー家具で製作し、まさに高級ホテルに滞在しているかのようなラグジュアリーな雰囲気を演出します。

就寝時に欠かせない水を置けるスペース、スマートフォンなどの充電スペースをベッドの両サイドに設け、使い勝手の良さも追求しています。

さらに、空間を光で演出する間接照明を組み込んでおり、横になりながら調光可能な照明を操作することができます。

 

魅せる特別なウォークインクロゼット

「見えてもおかしくないカッコ良いクロゼット」を実現するため、洋室2には特別なウォークインクロゼットを計画しました。

特に目を引くのは、ブロンズカラーの4枚引き違いガラス扉です。

 

ウォークインクロゼットは一際目を引くブロンズカラーのガラス扉を採用

ウォークインクロゼットは一際目を引くブロンズカラーのガラス扉を採用

このガラス扉は、寝室側からもクロゼット内部からも収納にアクセス可能となっており、寝室側から見た時にブロンズカラーのガラス扉も相まって内部に収納された洋服はまるでアパレルショップのディスプレイのように見えます。

ウォークインクロゼット内部には、長いコートも掛けられる可動式のハンガーや、収納するもののサイズに合わせて柔軟に対応できる高さ調整可能な可動棚を設け、機能性と美しさを両立しています。

また、ご主人様のご趣味である釣具を置けるスペースも、綿密な打ち合わせを経て実現しました。

 

安眠をサポートするロールスクリーン

レール付きのロールスクリーンで外光をしっかりと遮断

レール付きのロールスクリーンで外光をしっかりと遮断

そして、「できれば真っ暗な中で眠りにつきたい」というごご要望には、レール付きロールスクリーンを採用することでお応えしました。

他のお部屋と同様に寝室の小窓にも内窓を設置し、断熱性と遮音性を大幅に向上させています。

遮光性においては一般的なカーテンではなくレール付きの遮光ロールスクリーンを採用しおり、閉じると昼間でも光をほとんど遮断し、ご要望の真っ暗な空間を実現しました。

ご主人様からは「以前は朝方外光で目が覚めることもありましたが、今では朝までぐっすり眠れる」と、その快適性に大変ご満足いただいております。

また、洋室2の壁のクロスやフローリングは、他のお部屋とは異なる落ち着きと高級感のあるトーンで選定し、ホテルライクで特別な雰囲気を演出しています。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
デザインと機能性を両立させた理想のキッチン

After - 奥様のこだわりを詰め込んだキッチンスペース

After – 奥様のこだわりを詰め込んだキッチンスペース

Before - リノベーション前のキッチンスペースの様子

Before – リノベーション前のキッチンスペースの様子

キッチンのご要望

  1. 収納力を増やしたい
  2. 調理家電などの生活感を隠したい
  3. キッチンの機能を充実させたい

こだわりのオーダーカップボード

弊社の過去の施工事例をご覧になっていた奥様が特に憧れておられたのは「全てを隠せる#カップボード」でした。

このご要望にお応えするため、調理家電を置くスペースにも扉を取り付けています。

これにより、電子レンジや炊飯器などの調理家電を使わない時には扉を閉めて隠し、生活感のないすっきりとした空間を保つことが可能となります。

この扉は、調理家電を使用している時にも邪魔にならないよう、扉を開けた状態からそのまま奥に押し込んで扉自体を収納できる仕様です。

炊飯器収納スペースにはスライド棚を採用しており蒸気対策も万全です。

 

収納力とデザイン性を両立したゼロデッドスペースのカップボード

収納力とデザイン性を両立したゼロデッドスペースのカップボード

また、カトラリー用の引き出しや食器を収納する大きな扉、さらにはゴミ箱を隠せる収納まで、細部にわたり奥様の動線を考慮した設計がなされています。

お客さまとの綿密な打ち合わせを通じて、「ここにこの食器を入れたい」「夏場はあまり使わない鍋は上の方に」といった具体的なご要望を反映し、シンデレラフィットを実現することで余るほどの収納力と使い勝手の良さを両立させました。

 

高機能で美しいパナソニックLクラスキッチン

キッチン本体は、奥様にもショールームに足を運んでいただき、こだわり抜いて選定されたパナソニックLクラスキッチンを採用しています。

大理石の天板や収納の面材の色味に至るまで、お客さまと弊社で共に選定を行うことで、デザイン性の高いラグジュアリーなキッチン空間が生まれました。

 

日常を支えるパントリー

さらに、リノベーション前からお客さまが重宝していたという#パントリーを今回も設置しています。

食材などをストックする場所は、日々の生活において非常に重要な役割を果たすため、お客さまからも大変喜ばれたポイントとなりました。

こうした綿密な計画とオーダーメイドの強みを最大限に活かすことで、奥様にとってまさに理想のキッチンが実現し、大変ご満足いただいております。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
上質なくつろぎと機能美が融合した理想のリビングダイニング

After - リノベーション後のリビングダイニングの様子

After – リノベーション後のリビングダイニングの様子

Before - リノベーション前のリビングダイニングの様子

Before – リノベーション前のリビングダイニングの様子

リビングダイニングのご要望

  1. 書類や薬をこれまでのように収納したい + よりブラッシュアップしたい
  2. テレビ側の壁面にもたくさん収納できるようにしたい
  3. 年に数回帰省する子どもが泊まれるスペースが欲しい
  4. 家で仕事ができるような簡単なデスクが欲しい

細部まで計算されたオーダー家具と圧倒的な収納力

リビングの顔となるテレビ側の壁面には、オーダーテレビボード、その両サイドには大型のオーダー壁面収納を計画。

壁掛けテレビの背面には#エコカラットを、さらにタイルの素材感を引き立たせるためにコーニス照明を組み合わせることでデザイン性も高めています。

 

床から天井までの壁面収納の一部を抜き照明を組み込むことで、飾り棚としての機能と抜け感を生み出します。

床から天井までの壁面収納の一部を抜き照明を組み込むことで、飾り棚としての機能と抜け感を生み出します。

壁掛けテレビのバックサイドにはコーニス照明により素材感を引き立たせたエコカラットが印象的

壁掛けテレビのバックサイドにはコーニス照明により素材感を引き立たせたエコカラットが印象的

テレビボード両サイドの壁面収納とダイニング横のキャビネットは、圧倒的な収納力に加え飾り棚としての機能を兼ね備えました。

ダイニング横のキャビネットは、奥様の書類やお薬を収納するための専用スペースとして綿密に設計。

ロボット掃除機の充電スペースや隠しコンセントによる携帯充電スペース、Wi-Fiルーターの収納場所など、生活動線を考慮した数多くの仕掛けが散りばめられています。

 

多目的に使えるフレキシブルなゲストスペース

ゲストスペースには4枚引き違い扉の収納を完備

ゲストスペースには4枚引き違い扉の収納を完備

「年に数回帰省されるお子様が泊まれるスペースが欲しい」というご要望に対しては、限られたスペースの中でリビング内にあえて奥まった空間を創出しました。

この空間の最大の特長は、天井に埋め込まれたロールスクリーンです。

これを下ろすことで、必要な時に個室として仕切ることが可能となり、ゲストルームとしてご活用いただけます。

 

ゲストスペースとリビングダイニングとを仕切るロールスクリーン(収納時)

ゲストスペースとリビングダイニングとを仕切るロールスクリーン(収納時)

ゲストスペースとリビングダイニングとを仕切るロールスクリーン(展開時)

ゲストスペースとリビングダイニングとを仕切るロールスクリーン(展開時)

当初はご自宅で仕事ができるよう簡単なデスクとして計画されたこのスペースですが、お引き渡し後には来客のバッグやコートを置く場所としても「かなり重宝している」というお声をいただきました。

お客さまの実際の生活の中で、計画していた用途とは異なる新たな価値が生まれることはリノベーションの面白さのひとつです。

また、このゲストスペースには可動棚付きのクロゼットを設けており、無印良品の収納ボックスや圧縮された布団も美しく収まるよう、事前にサイズ感を詳細に打ち合わせることで、まさにシンデレラフィットの収納を実現しました。

 

空間を美しく彩る緻密な照明計画と快適性

天井中央部にはダウンライトを使用せずコーブ照明のみで明るさを確保

天井中央部にはダウンライトを使用せずコーブ照明のみで明るさを確保

リビングダイニングの雰囲気を決定づける照明計画も緻密に計算されています。

折り上げ天井を設け、そこに間接照明を組み合わせることで天井面を明るく照らし、空間をより広く見せる効果を生み出しました。

テレビボードやキャビネットの下にも間接照明を計画し、床面を照らすことでさらなる広がりと上質な雰囲気を演出しています。

 

テレビボード下の床面を照らす間接照明で空間を演出

テレビボード下の床面を照らす間接照明で空間を演出

キャビネット中央部分を抜き、飾り棚としての機能と抜け感を生み出します。

キャビネット中央部分を抜き、飾り棚としての機能と抜け感を生み出します。

天井面にはダウンライトを一切設置しないことで、空間のすっきり感と高級感を高める工夫も凝らされています。

さらに、人感センサー付きの照明を最小限の数採用し、真夜中でも安全でスムーズな移動をサポートします。

これらの照明は、パナソニックのシーンコントロールスイッチによって一括管理されており、食事やテレビ鑑賞など、シーンに応じた最適な明るさや雰囲気を記憶・再現できるため、日々の暮らしに豊かな彩りを与えます。

 

デザイン性、実用性、そして細部にわたる照明演出など、綿密な計画とオーダーメイドの強みを最大限に活かすことで、ご夫婦にとってまさに「理想の空間」が具現化されました。

このリビングダイニングは、日々の生活を豊かに彩る、まさにラグジュアリーで快適性を追求した上質な空間へと生まれ変わりました。

 

 


〜 各空間へのこだわり 〜
機能美と回遊動線が織りなす
奥様のためのラグジュアリーな寝室

After - リノベーション後の洋室1の様子

After – リノベーション後の洋室1の様子

奥様の寝室のご要望

  1. たくさんの洋服を収納できるウォークインクロゼットが欲しい
  2. 部屋で仕事ができるように簡単なデスクが欲しい

奥様のプライベート空間となる洋室1も、頂戴したご要望に対し細部にまでこだわった計画をいたしました。

 

想像を超える収納力と理想の回遊動線を実現

リビングダイニングから洋室1を結ぶのは収納力の高いウォークスルークロゼット

リビングダイニングから洋室1を結ぶのは収納力の高いウォークスルークロゼット

洋室1内の収納力もしっかりと確保

洋室1内の収納力もしっかりと確保

奥様の寝室には、ご要望であるウォークインクロゼットを計画しましたが、厳密には#ウォークスルークロゼットとなりました。

これは、奥様が起床後、お着替えを済ませてスムーズにキッチンへと向かうことができるよう、ウォークインクロゼットに2つの入り口を設けることで回遊動線を実現したためです。

箪笥などの収納家具は全てオーダー家具にて製作。

ハンガーにコートをかけたまま収納できる仕様や、小物収納用の引き出しなども、お客さまとの綿密な打ち合わせを重ねて計画され、「大変使い勝手が良い」とのお言葉をいただいております。

 

機能性と美観を両立させたオーダーデスク

「部屋で仕事ができるように簡単なデスクが欲しい」というご要望に対しては、PCを置くデスクもオーダー家具で製作いたしました。

事前にカラーボックスを収納することをお伺いしており、高さも詳細に設計されているため、これもまた完璧なシンデレラフィットを実現しています。

配線を美しくするための仕掛けも各所に散りばめられており、機能性と美しさを両立させています。

 

上質な空間を彩るデザインと照明計画

空間全体は高級感のあるグレージュカラーで統一しています。

ラグジュアリーな雰囲気の中にも優しさを感じられるような配色を選定することで、奥様にとって心安らぐプライベート空間が生まれました。

照明計画も緻密に計算し、ご主人様の寝室(洋室2)と同様に、ホテルのように枕元で照明操作ができるようスイッチの計画も念入りに行っています。

これにより、リラックスした状態でシーンに応じた光の演出を気軽に楽しむことができます。

奥様の理想が具現化されたこの寝室は、日々の暮らしをより豊かに、そして有意義に彩る上質で快適なプライベート空間として、大変ご満足いただいております。

 

 


長年愛した場所で、新たな物語を。
あなただけの理想を追求する、ナインフォーのリノベーション。

今回、フルスケルトンからのフルリノベーションという形で、新たな空間を一から創造しました。

長年住み慣れた場所だからこそ、リノベーション後の空間をリアルにイメージしやすいという利点もあります。

 

ほぼ何もない状態で工事を着工するため、完成までの数ヶ月間は仮住まいでの生活や荷物の移動や処分など、お客さまには多大なご協力をお願いすることとなり、大変な期間でもあったかと思います。

ですが、今後長年理想の空間で生活することを思い描いていただくと、それはたった数ヶ月の短い時間とも言えます。

お客さまにとってのこの数ヶ月が、この先の豊かな生活のための大切な時間であったと確信しております。

 

わたしたちナインフォーは、「お客さまお一人おひとりにとっての理想の空間の実現」を第一に考え、お客さまに寄り添い、向き合います。

創造する空間一つひとつにはそれぞれのストーリーが詰まっており、同じ空間はひとつとして存在しません。

あなたにとって、あなただけの空間となることの素晴らしさを、この事例を通じて感じていただけると幸いです。

 

わたしたちができること。

それは、わたしたちナインフォーがお客さまのニーズを深く見極め、それを具現化することです。

今回のプロジェクトのように、お客さまからの逆提案も柔軟に受け入れ、固定概念を打ち破ることで、より良い空間を創造しています。

 

 


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