Comment
コメント
まずは次の画像をご覧ください。
ぱっとみた時、どのような印象を持たれましたか?
施工例2の方がラグジュアリーな壁だな、と感じてもらえたら嬉しいです!
どちらの施工例も同じ壁材を使用していますが、印象が全く違うと思います。
全体のカラーバランスの問題もあるのですが、印象の大きな違いは照明が大きく影響しています。
施工例1は梁が目立ってしまっていますが、施工例2は梁の目立ち具合が違います。
施工例2では一見して梁が目立たないため、そもそも梁があることにすら気付きにくくなる様に計画しています。
梁の下の部分に照明を組み込み、壁全体を照らすことで壁材の素材感を際立たせ、視線を壁に集中させる狙いがあります。
この壁を照らす照明のことを#コーニス照明と言います。
コーニス照明を採用することで、梁の出っ張り自体が壁のデザインの一部の様に見せる効果があります。
特にマンションでは、梁が色々な部屋に存在していることが多く、できれば取り除いてスッキリとした空間にしたいと考えることもあると思います。
ですが、基本的に梁は建物の構造上、必要不可欠なものですので取り除くことはできません。
この様に、時に邪魔者扱いされてしまう梁自体を目立たなくし、むしろ壁面を演出する装飾の様にしてしまおうという考え方が今回のテクニックです。
今回の例では、壁面に#エコカラットを使用したアクセントウォールの様な施工例で、梁はその額縁の様な役割を担っています。
今回は全く同じ品番エコカラットを例にお話しをさせていただきました。
この例以外でもタイルやウッドパネル、クロス等でも同じことが言えます。
照明は空間の印象を大きく左右するとても重要なポイントです。
理想の空間のために、照明計画もしっかりと検討しましょう!
その他、エコカラットに関する記事も併せてご覧ください!
Related creators