ダウンライトをあえて使わない考え方

今回はある照明の使い方が参考になる事例をご紹介いたします。

まずは動画をご覧くください。

この事例、どうお感じになられたでしょうか。

大理石が使われている家具に明るいカラーの床面タイル、壁の装飾の統一感も素晴らしいです。

温かみがあり、それでいてラグジュアリーな雰囲気です。

照明の定番が無い空間

さて、皆さまお気付きになられたでしょうか。

実はこの事例、リビングダイニングにダウンライトが使われていないんです。

その代わりに天井と壁の間接照明のみで照明が計画されています。

コーブ照明やコーニス照明という間接照明が採用されています。

間接照明の自体の明るさが強いものを選定すれば、ダウンライトは無くても暗くなく案外問題なく居心地の良い空間をつくることができます。

シーンに合わせて光の演出を変えるために調光機能はマストです。

「ダウンライトは無いといけない！」という概念を覆すような空間の例ですが、しっかりと落ち着きがあり、且つラグジュアリーな雰囲気を纏った空間が実現できている素晴らしい事例です。

今回は、ダウンライトを使わない照明計画についてお話しさせていただきました。

その他に、照明にフォーカスして徹底的に深堀りした「ラグジュアリーな照明テクニック徹底解説」も是非併せてご覧ください。

ラグジュアリーな照明テクニック徹底解説

照明は空間づくりの命とも言える重要なものです。壁紙に床に、カーテンに家具に、ありとあらゆる要素にこだわり尽くした空間でも、照明計画をひとつ間違えるだけで天と地ほどの差がでてしまうことがあるほど重要です。